紫色の莢です。古代より紫色は高貴な色とされてきました。
果たしてこの豆も高貴な豆でしょうか?
↑ ノササゲ(別名:キツネササゲ)と言うそうです。
実は昨秋、家内が青紫の綺麗な豆を山から採ってきました。
初見だったので調べると、分布は本州四国九州で日本古来の種だそうです。
葉の形が分かったので、春になってその周辺を調べるとありました。
林縁に生えるとありますが、まさにその通りでした。
市道から4m程上の崖の斜面で 小木に巻きついています。
蔓は左手親指の方向に巻いています。
生長するときに反時計回りに回転しながら巻きつくのですね。
夏に黄色の花をつけるそうですが、一向にその気配がありません。
10月初旬にやっと花を見つけ、晴天の11日に撮影しました。
↑ 蕾はバナナ型で,2㎝くらいの蝶形の花が、もぶれて咲いています。
斜面で足場が悪く、片手で木に掴まり身を乗り出しての撮影で、不安定この上なしです。
花はぶら下がっていますので、風に揺られブレます。
↑ これは もう小さな莢ができています。
↑ 11月21日 別の場所でも見つけました。莢は色づいています。
↑ 12月11日 元あった場所に行くと、既に莢は弾けていました。
↑ 弾けた実のアップです。黒紫色で5,6㎜位の丸い実です。
採って帰り、並べて撮影しました。
※ 食用のササゲ(大角豆)は平安時代に入ってきたそうですが、
固有種のノササゲは食用には向いていないようです。(不味いか、量が少ない為か)
でもこの色合いならアントシアニンがたっぷり含まれていそう~
私の好奇心の対称でした。
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下の More におまけをつけています。(笑)
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