4月5日の記事の続きです最初はヤマモガシの老成木かと思っていました。
20m超の高木なので、下枝でも5m程の高さにあります。
折れた竹を使って枝葉の採取をします。
こんな画像もを作っていました。
右端が謎の木です。
採取した葉の表と裏です。
後日、百一草園の園長さんから電話が入り「若しかしたらハナガガシかも知れない」との事です。
ハナガガシ?って何??
調べると、葉の長い樫の木の意味だそうです。
日本固有種で、分布は九州南部と四国では数ヶ所に限定点在している、非常に希少な樹木だそうです。絶滅危惧種の危機的なランクに入っています。
もう一度観察に行きました。
望遠レンズで写すと、新芽が伸び始めています。
この写真を持って梼原迄走り、園長さんに見てもらいました。
前年枝と新枝の間から出ているチョコレート色の物は、前年の花の残りかと思っていました。
詳しく伺うと、樫の木で葉裏に毛がない種は、ハナガガシとツクバネガシともう一種だけで、
葉のシルエットからハナガガシ一択の事でした。
更に高知県内にある場所も聞いて来ました。
その一つ土佐市の甲原の八幡宮に行きました。
ここには数十本のハナガガシがあり、幹に番号札が付いていました。
しかし、密生していて素人には良く分かりません。
木肌です。
もう1ヶ所の高知市の朝倉神社にも行きました。
とても大きな木がありました。
新芽が出て花が沢山咲いていました。これは雄花花序だそうです。
前が開けているので、観察は容易です。
新旧の大きな葉が見られました。新葉は瑞々しい色です。
伸長枝から大きな葉もゲット
大きな葉は葉身が24cm幅6㎝あります。
主脈・側脈共に裏表の葉から盛り上がっています。
4月11日 専門家に来ていただき、鑑定の運びとなります。
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