百一草園の園長さんが来訪園長さんは「四国カルストで花道楽」のブログの管理人さんです。
こちら来訪の目的は、昨年6月に「白花フジツツジ」を、挿し木用に提供しました。
その親木の花を見に来てくれました。
一般のフジツツジは、紀伊半島から九州迄の暖地に自生す小振りなツツジです。
↑ だったと思います。
ピンクの小さな花ですので、「メンツツジ」とも呼ばれています。
桜とほぼ同時期に、株全体に咲きますので、見応えがあります。
冬でも赤褐色の葉がついています。春に出る夏葉は秋には落葉しますが、夏により小さな冬葉が出て、翌春まで残ります。
そんなフジツツジに、極々稀に白い花が咲く株が出現します。
花色からシロバナフジツツジと呼ばれています。
自宅にも祖父が昭和20年代後半に山から採ってきた、白花フジツツジが1株あります。根元から新株が出て世代交代し、現在は2代目と3代目です。
昭和40年頃から咲き始め、平成以降は毎年盛大に咲いています。
4月1日 満開になったシロバナフジツツジです。
3月27日の咲き始め
小屋の上の崖で咲いているのが、普通のフジツツジです。
アップにすると、こんな花です。
3月末のまだ五分咲きの頃に、園長さんが親株を見に訪れました。
梯子に上がって熱心に撮影されていました。
提供した枝は、高率で根付き花を付けているものもあったそうです。
ひとしきり、撮影した後は、私の家内と3人で近くの山に「山策」樹木ウオッチングです。
植物は私より家内が詳しいのですが、それでも?だらけで、片っ端から
「コレ何?これ何?」と、質問責めです。
しかし、園長さんは即座に答えてくれます。
海岸部にしか生えないと思っていた「トキワガキ」(常緑の柿の一種)や
「ヤマモガシ」(幼木と成木で葉の鋸歯が異なる)
「コバンモチ」(モチとついているがモチノキ科ではない)
その他知ることができました。
園長さんは、梼原ではまだ発芽していないと言う、ユキモチソウの花を撮ったり、
谷に駆下りて行って「マルバコンロンソウだが、これは珍しい」と、小さな花にも夢中です。私たちは今まで見過ごしてきた草花にも注目しています。
そして、イチイガシは、神社で大木を見るが小さな木を見たことがないと言うので、
次のステージへ
イチイガシを数本観察していました。
「この辺ではギンリョウソウが良く生える」と話していたら、
数分後には「これがギンリョウソウの出始め」と、地面を指します。
見ると5㎜程の小さな白い塊が数個地表から頭を覗かせています。
「やっぱり、眼が違う」と、感心しきりです。
次はハマセンダンの大きな木を案内します。
父はこの木を「イモグソノキ」と呼んでいました。用途がなかったせいかな?
4年くらい前に木の名前を園長さんに教えてもらいました。
林道の途中は一部コンクリート舗装したばかりで、徒歩で山頂の公園に向かいました。
その道中も、次々と質問責めですが、嫌な顔一つせずに即答してくれました。
帰りに道端の大きな木に目が留まり、「ヤマモガシ」の成木かな?
中央の大きくて途中から枝分かれした木です。
こんな木肌です。幹回りは一抱え以上で、樹高は20mか、それ以上あります。
小さな谷を越えた所にも・・・コチラは25mは優にあります。
この周辺に同じような木が数本ありました。
数日後、園長さんから電話がありました。
まだ未確定だが、非常に珍しい樹木かも知れないと・・・・
数日後
五台山の牧野植物園に連絡したので、結果待ちです
後日、高枝切りハサミを持って行き、小枝を採って梼原に持参しました。
珍しい植物に間違いない!!の返事でした。
そして今日
近日中に専門家が確認に来ることになりました。
さて、どうなります事やら・・・・
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