お待たせしました キアゲハの羽化です
まず羽化の前兆から
第3化の最初の蛹(№3)が羽化した夜、№4の蛹が黒変していました。
羽化前兆の初期段階です。
№4は №3から前踊・蛹化ともほぼ1日の遅れで追随しています。
このままだと、6日の未明には羽化しそうです。
しかも6日の午前中は予定があります。
羽化のタイミングをコントロールすることにしました。
玄米予冷庫に一時的に入れ、羽化に不適な温度(15℃以下)に晒して進行を遅らせます。
翌日昼に予冷庫から出してきました。予冷庫の温度計は13℃を示していました。
蛹の表面は結露して水滴が見えます。
30分間にはっきり見えていた翅は剥離が進み、空隙が広がり白い筋が見えます。またコントラストも低下しています。
殻の色が濃い蛹や殻が不透明な蛹はとても分かりにくいです。
また剥離により、腹節が下垂して湾曲してきます。
次の2枚の写真で説明します。
白円内の空隙化が明瞭に顯れる。
小枝に対して平行/直線的だった腹部が下垂して湾曲する。(オレンジライン→グリーン曲線に変化する)
更に腹部の関節が伸びて光沢を帯びてテカリが出てくる(空色矢印)次の写真参照
で、いよいよ羽化となります。
You Tube でご覧ください。再生時間は15分ほどです。
ストローを伸縮させ統合しています。
大凡10分位で翅は伸びきります。羽化後1時間半ほどで羽ばたきます。
動画の途中で身体を上下にしゃくりますが、どうやら撮影している私に対して威嚇している様です。
前翅長は60㎜余の堂々とした夏型のメスです。
いよいよ放蝶です。庭のノウゼンカズラの花に止まらせました。
隣の花に移動しました。
吸蜜には至りません。
前翅基部の黒い地色の鱗粉は写真で拡大すると長短2層構造か、1個の鱗粉がツートンカラーになっているようです。
等倍切り出しです。
胸部からは長毛がゴワゴワと生えています。(^0^*
おそらく このキアゲハも 情け深い(なさ毛深い)でしょうナ。
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連日の猛暑にPCに向かう気も萎えてしまい、羽化の動画編集ものびのびになっていました。
昨夜から今日は久し振りの雨の音がしています。
やっと掲載できました。
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