6月3日にキアゲハを放蝶しましたその夕方 家内が「キアゲハがミツバに卵を産んで飛んで行った」
「昨日の蝶やろうか?」と言いますが、飛ばしたのは♂
早速畑に行くと「ほらネ!」なるほど、伸びた花穂の茎とその側葉と2個見えます。
地面から50㎝ほどの高さです。
鍬を持ってきて、根こそぎ掘り起こしました。プラ桶に入れ、水を注ぎ納屋に収納します。
ミツバが倒れないようにしていると、もう1個あったと根元から手折って来ました。
ミツバは食草としてとても管理しやすい植物です。少しの根があれば、枯れることなくイキイキと育ちます。水耕栽培でもOKですから。
葉柄だけ採って来ても葉が黄色くならずに数日間は持ちます。
翌4日に卵を撮影しました。全部で3個です。
蛹で越冬し今年最初に羽化したキアゲハ(第1化)がGW前後に活動し、
その蝶が産んだ卵(次の世代)が1ヶ月ほどで羽化し(第2化)。
この卵は今年の第3化でしょう。又は確率は低いものの第2化の可能性も・・・・
殆ど凹凸のない球形で、アゲハ特有の形です。深度合成です
もう一つの卵です。桶をぐるっと回します。
右上の矢印は上に載せている卵です。
花を咲かせるため伸びた茎や側葉に産んでいます。
2,3日 大きな変化はありませんでした。
6月7日 17時過ぎ 3個目の卵です。他の卵より少しだけ進行が早いようです。
この卵を濃密観察することにしました。
複数の卵ですので、混乱しないように番号を入れたいと思います。
この卵は、16キアゲハ№2です。-----№1は私の手から離れましたネ-----
褐色の模様が見え始めました。
アップにすると、中の幼虫が透けて見えます。背中の模様と体毛も見えます。
8日 17時過ぎです。 マイクロスコープで計測しました。
ラインが卵より少し長いので、直径は1.2㎜強でしょう。
ナガサキアゲハの卵(約1.8㎜)の3分の2ほどですね。
8日 23時過ぎです。
随分黒くなりました。幼虫と殻の間には空隙も見えます。
もう孵化寸前です。明朝には孵化している事でしょう。
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