いよいよ羽化です
6月2日朝 7時過ぎ
蛹になったのは5月23日朝で、今日で10日目です。
昨夜と余り変化がないように見えますが。翅の模様も殻を透かして見えます。
LEDライトを当てると左右に激しく体をくねらせます。羽化直前なのに、まるで蛹を摘んだかのようにイヤイヤをしています。今まで見た蛹で光に対する反応は最大です。
9時半 様子を見に行くと既に羽化していました。
ホンの10分早く来たら最初から観察できたのに・・・・ また見逃した(´;ω;`)
もう翅はかなり伸びています。
口吻は統合していますが、まだ下唇髭には収納していません。
少しよじ登りました。
地色は濃い黄色です。腹端を見ると、オスですね。
しかし腹部が湾曲しています。
蛹時代に左前腹部に傷跡があり曲がっていた後遺症です。
前翅長は50㎜前後。まあ普通サイズでしょう。
こうやってキアゲハを撮影していて、ふとパソコンを見ると、巣立ちするかも知れないヤマガラを映していた画面がボケボケに。。。。WEBカメラのMFがなぜか勝手にズレて最短撮影距離に移動しています。
あっちもこっちも・身体がもっと必要です。(;^_^A(^-^;後翅裏の黒と青のサンドイッチ鱗粉です。
黄・黒・赤は鱗粉の色でしょうが、青は構造色かな?金属光沢があります。
肛角部の赤い斑紋周辺です。この赤い斑紋は、ジャコウアゲハ等(毒蝶)の胴体が赤いのに擬態しているのではないと思うのですが・・・・・特に黒系アゲハは。
開翅したのを見ると、基部は随分と毛深いですネ。これは身体が雨で濡れない様にと防水構造かな?また首から後に八の字型に広がっているは飛ぶ時の整流装置かな?
生物の様々な形や色や行動は、何億年もの間を繋ぎ環境の変化にも柔軟に対応して獲得した機能のハズです。それらには絶対何らかの意味があるハズです。
蛹時代の傷のダメージが前翅の前縁にも出ています。
右翅のゆるい円弧状のカーブ(正常)に比べ、左翅は中央部が少しばかり凹んでいます。左右対象ではありませんね。
それに、口吻も収納できないままです。ちゃんと吸蜜できるでしょうか?
砂糖水とボカリスエットを与え様子を見ました。一応吸う事はできるようです。
夕方帰宅した息子に見せると、「ワォ! 綺麗や~」と、感動物でした。
間近で見たのは初めてかも・・・・・
今夜は飼育ケースで泊まらせました。
朝になると左の尾状突起が欠落していました。
ユリの花に止まらせましたが、吸蜜しません。ゼラニウムの花も(数日前に新鮮なクロアゲハのオスが訪花していたのに)スルーして葉に移動します。
そして、勢い良く羽ばたきました。
アッと言う間の出来事で、これが最後の記録です。
20日間ありがとう ( ^.^) ( -.-) ( _ _) /~~~~~~~~
*
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*