筍掘りに行くと途中に鳥の羽根が散乱していました我が家の竹藪は近場だけで3ヶ所あります。
今年はイノシシの被害が軽微だったので、場所を変えほぼ隔日に掘りに行っています。
ある日途中の山道に鳥の羽根が散乱していました。家から約100mの場所です。
ちょっと見えにくいですが、手摺の下に落ちています。
近づくと羽根からハエが数匹飛び立ちました。
中段のパイプには羽毛がなすりつけられた様に付いています。
そう言えば、3月初めに私の集落の人が
「家のモミジでハヤブサ(らしき猛禽)が鳩を食いよった。石を投げたら鳩を落として逃げた。
その鳩はメジロの様な綺麗な色やったが、何言う名前の鳩やろう?」と話しかけて来た。
「メジロみたいな色のハトなら、多分アオバトだろう」と返して
「そのハトはどうしたぜよ?」と尋ねると
「川に流した」との事。
聞くと、知っている場所だったので見に行くと川の堰に引っ掛かっていました。
確かにアオバトでした。
その数日後、私の家の水源地近くでアオバトの風切り羽が数枚落ちているのも見ました。
この鳩もアオバトの様です。
落ちている風切り羽です。
拾い集めて見ました。羽根も羽毛もあります。
2m程先にもっと沢山の羽根が50㎝位の範囲に散らかっています。
ここからもハエが飛び出しました。
キジバトではないでしょう。
拾った羽根の表と裏です。
推理をしてみると、
見つけた1両日に、この近くでアオバトを猛禽が襲い、手摺の上で食べていた。
幾らか食べた時に、野良猫が通りかかった。(この道は猫の通路でもある)
ビックリした猛禽は鳩を残して飛び去った。
猫が銜えて少しだけ移動し、残りを全部戴いた。
羽根に僅かに残っていた肉片にハエが産卵に来ていた。
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注)
アオバト 鳴き声は「オーーワーーオーーワーーオ」と人の声みたいな声。
60年位前は人家近くでもそれなりに生息していた。
狩猟の対象で数が激減していたが、ここ10年ほど前から個体数も増えた様で、鳴き声もよく耳にするようになった。
私が子供の頃、「アオバトの巣の下は通るな」と再三言われた。
どうやらアオバトの巣は四角形をしているようで(未だ見た事がないケド)、棺桶に見立てて縁起でもないとの理由かと思います。
また、サンコウチョウの巣には毒があるので、触ったり巣の近くに行ってはいけないとも言われた。
特に雨の日には巣の毒が流れて来るので、絶対に行くなと きつく言われた。
この2例とも根拠も真偽も定かではありません。
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