ナガサキアゲハ 羽化です10月12日 4時半に起きる予定でした。
一度起こしてもらったのですが、身体が目覚めず、15分後に再度起こしてもらいました。
眠い目を擦りながら、電気を点けて蛹を見ると ・・・・・・・・
オオッ!! 早くも蛹から出て います。
「しまった寝すぎた。でも脱出してまだ数分だ」と思いました。
撮影用の照明と、カメラはインターバル撮影に ビデオも録画をスタートさせます。
フレーミングやインターバル間隔などは昨夜のうちにセット済みです
最初の撮影が上の写真です。
別のカメラでワンショット確保して
大急ぎで朝のルーチンを済ませ、蛹の前に陣取ります。
もう1枚撮ってから、何か様子がおかしいのに気づきました。
おおよそ10分経つのに蛹が脱出できていません。
それどころか、身体を横にして一生懸命翅を引き抜こうとしています。
持てる力を振り絞って必死の綱引き もがいています。
翅の基部が伸びて翅脈が白く見えます。
脚は少しだけ前進しましたが、まだ翅が抜けません。
ここで手助けをしました。
自作のピッカー(待ち針の先端を曲げてチューブに取り巻けた物)を使い、蛹の中から翅を引っかけて出そうと試みました。
前翅が蛹の中に残っているようです。
大体見当をつけて、針先を引っかけて引きました。
「ブチッ!!」鈍い音がして、蝶は前進し始めました。
『良かった脱出できた』 と、思いました。
小枝の先端に辿り着いて静止して翅を伸ばし始めます。
が ・・・・・・・・・・・ いかん いかん
翅の形が不自然です。
手助けして翅を引っ張った時に、前翅の一部がちぎれてしまったのです。
鈍い音は翅がちぎれた音でした。
№1は ナガサキアゲハの♂オスでした。#1 #2 #4の尾端で分かります。
口吻や首には蛹の殻の一部が付いています。
おまけに口吻は1時間経っても統合できません。
と、言うより後で画像を見ると1本です。?
肛角部の赤い斑紋です。
右のカールした白い糸状のものは、ちぎれた翅脈の中にある筋です。
余りにも無残な姿ですので、この後の撮影は止めました。
飛ぶことも叶わず、飼育ケースの中で飼うことにしました。
小皿にティッシュを置き、薄めたポカリスエットをヒタヒタに浸します。
用事を使って口吻の先端をそのティッシュに誘導します。
吸う様な仕種はしましたが、なにかが違う。なんでだろう ????。
ついに2日後には死にました。
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