シジュウカラの成長ぶりと巣立ちです。You Tubeに アップした動画です。
ヒナは早くから羽ばたきを始めています。
一昨年の例から巣立ちは24の夕方と思っていました。
しかし、23日の9時47分に最初のヒナが飛び出しました。
外では、近くの電線にパパが迎えに来ています。
巣箱の入口で、なかなか出られないヒナ
3羽目の巣立ちです。思い切って広い世界に出ます
ちょっとピンぼけ。 でも力強い打ち下ろしですね。まるで翼の先端で拍手してるみたいです。
よくやった パチパチパチ
ちなみに、2羽目は9時59分、以下10時2分、7分、18分と立て続けに出ました。
6羽目は夕方遅く19時5分でした。
1個だけポツンと残った卵は、ルーペで集めた透過光で見ると、無精卵のようでした。
計測すると長径16.3㎜ 最大短径13.2㎜前後で 重量は僅か1㌘程度(最小秤量)でした。
殻にノギスを当てて計測すると、圧力で僅かに変形しますので、この価は一つの目安です。
短径は真円ではなく歪んでいます。その証拠に転がすと大体同じ位置で止まります。
追記です
後日、卵をカッターで卵を割ってみようと、スポンジで挟んだら『グジャッ』と鈍い音がしてヒビが入りました。用意していた小皿に移し割れ目を広げ中身を出しました。
やはり胚は分裂をしていませんでした。
黄身の大きさは長径10㎜ほどあります。鶏の卵と比較すると黄身がかなりの容積を占めていますね。
最後まで産座に残った末っ子は、下のMOREにて
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この後1週間くらいは親に連れられてね家の周囲で、活動している姿が見られました。
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最後のヒナは、殘念な結果となりました。
翌朝モニターで見ると、弱り切って巣箱の隅でうずくまり肩で息をしています。
親鳥が餌を持って来て呼びかけても、返事もできずにジッとしたままです。
動かない (動けない) ヒナには、親も気づかずに餌を銜えたまま出で行きました。
時折弱々しく動きますが、そのうち蟻が寄って来てその数が増えました。
やがて微動だにしなくなりました。
巣箱から出して掌に載せます。既に息絶えています。とても軽いです。
息子が「僕にも持たせて」と、言うので渡しました。
すると「お父さん、これ蟻じゃないぜ」と言います。
よくよく見るとヒナの身体から無数の小さな粒々が出て来て掌上を広がって行きます。
「いかんいかん。はよ始末せにゃ、ダニか虱がわいちゅう」大急ぎで埋葬しました。
2,3日前から親が巣箱の壁をついばんでいたのは、巣の中で繁殖したこいつが壁を這っていたからです。
微小なこいつの所為で、居心地が悪くなり巣立ちが早まったのかも知れませんし、また遅れて成長した末っ子は、こいつの集中攻撃を受け生命を削がれたかも知れません。
無理もない話です。
この巣箱はヤマガラが巣作りを始めて、80日間も連続使用していましたから。
途中で消毒が出来たならベストですが......
自然界でも同じ様な事は起こり得るでしょう