スプリング・エフェメラル
今年も12日にカタクリの花を見に行きました。
行き先も恒例の小田深山です。
小田深山渓谷は仁淀川の上流にあり、四国カルストの一部です。
雨水が石灰岩を通過しミネラルをたっぷり含んだ、とても水量豊かな清流です。
近年仁淀川は流れの色から「仁淀ブルー」と称され耳目を集めています。
この日も雨が落ちない程度の曇り空で、西風が強く体感温度は10℃前後です。
この寒さでは、開花は無理かなと思っていましたが、咲いていました。
嬉しい誤算です。
キャンプ場近くでは、桜がまだ五分咲きです。それでも例年より少し早いようですね。
辺りは初春の様相で、蕗の薹も咲き始めたばかりでした。
日当たりの良い地面では、そこここでエイザンスミレ(叡山菫)が微笑んでいます。
いつもの水溜まりには、ガマガエルの卵もあります。
チューブ状のゼリーの中に、真っ黒な卵があります。
tough TG-3のもう一つのウリは、防水機能で水深15mまで大丈夫です。
が、心の準備ができていなくて水中写真は躊躇った挙句パスです。
代わりに川の流れを出します。水しぶきは抵抗がありません。魚眼コンバータ使用。
カタクリは林床に疎らに咲いています。群生写真はチト難しいです。
ここのカタクリは白っぽい物が多いですが、色の濃い花がありました。
色温度設定を弄ってみました。上はAWBで下は曇天です。見た目には中間色です。
谷の下流から風が吹き上がってきます。花が揺れます。
林床は暗くブレブレの写真を量産で、目のフィルムにしっかりと焼き付けて来ました。
お見せできないのが残念です。来年の課題です。
友人からもう一ヶ所見に行かないかと誘われています。
都合がつけば下旬に行きたいです。
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