クロセセリの羽化が始まりました。第2化の誕生ラッシュです。
私の居住地で2008年7月下旬から見られるようになり、今では大きな顔で飛んでいるクロセセリです。
2008年夏 朝顔で吸蜜している黒い蝶を初めて見て、びっくりして調べました。
昭和50年代迄の本では分布は九州以南でした。
平成になって山口県が分布域に追加されています。
更に京都府や愛媛県と拡大し、高知県では2004年に旧中村市で確認されています。
考えてみれば、南方系の蝶が京都や愛媛に居て、高知にいないのは不自然です。
幼虫はミョウガの葉を巻いて巣を作り、その葉を食べて成長します。
ミョウガは自宅周辺に沢山あり、発見が容易な事と最初は珍しさもあって、注目して観察しました。
その中で、私なりの考察もありますが、それはいずれ・・・・・
土佐弁抜きで(笑)
先日、クロコノマチョウの撮影時に気づいたのですが、
センサーのゴミ付着がひどかったので、メインのα55は、クリーニング中です。
羽化シーンの撮影は、コンデジ(CASIO EXILIM EX-ZR100) オンリーです。
それも、前の設定のままで、3Mピクセルでの撮影でした。(^-^;
7月18日アサ~ 羽化シーンを紹介します。 まだ生まれたてのホヤホヤ
15枚の画をタイムスタンプ付きで並べます。 (画像クリックで拡大表示できます)
7月15日 グリーン 一色だった蛹の背面正中線に黒いドットが現れました。
この黒点が見え始めると、羽化まで後2~3日です。
同17日 最初に胸部 翅の色に変化が
その後 黒い色素が生成されています。
7月18日 5時半 黒化が進んでいます。まもなく羽化します。
同 5時50分 頭部が出ました。1分でスルリと出て、10分で翅が伸びきりました。
この蝶は、成虫に変化した時の老廃物(液)を、蛹の殻の中に残しますが、非常に多いです。
後は順調に経過し、”この指と~まれ”と放蝶しました。
クロセセリは、羽化が一頭一頭バラバラですから
"生まれる“等と言って 産休を取る必要はありません。
(一方ヒオドシは、孵化から脱皮更に羽化まで、一斉行動ですからワンチャンスのみです。)
自宅周辺では、確認しただけで30匹前後の蛹と、10匹くらいの終齢幼虫が見えます。
数日間は誕生ラッシュが続きそうです。
いろいろな花に吸蜜に来ます。おりしもカノコユリが咲き始めました。
これは昨年の画ですが、まもなくこの様な写真も・・・