オオコノハズクの巣立ちは夕方だった
最初のヒナは6月16日の11時ごろに見ることができましたが、中子は18日9時前には姿が見えず。末っ子も20日の8時頃には見当たりませんでした。
中子が巣立った後、末っ子の巣立ちは絶対録ろうと、19日14時頃にトレイルカメラを巣箱の正面3mの場所に三脚を置きセットしました。
16:9のワイド画面と4:3の通常画面に切り替え可能ですが、この機種は横幅一定で4:3からワイドにすると、上下がカットされます。従ってワイド画面の方が画角が狭くなります。より広範囲を撮りたい為に4:3の通常画面にしました。
設定は静止画1枚と60秒間の動画(30fps)を1セットで記録し、デレィはoff(次のセットも連続で録れる)の設定です。
カメラからメディアを抜き、PCにコピーし、録れた画像をチェックします。
サムネイル画像です。19日19時ごろに4セット記録されています。
前半の2セットは通常モード撮影ですが、夕暮れ時で自然光だけでは光量不足です。
後の2セットは赤外線照射で白黒モードで撮影はされていますが、自然光の余韻があり、露出オーバーで完全に白飛びしています。これだけ抜けると救済不可能です。
20時半過ぎにはムササビが来て巣箱に入ったので、この時点でヒナは巣立ちした事を確信しました。
動画でご覧下さい。
このサムネイルと動画を見て、17日夕方が気になりました。
今回と同様に19時ごろの映像はありましたが、白トビでダメだと、PCから削除していました。
再度メモリーからコピーし直して見てみると、巣立ちの様子が微かに映っていました。
白トビ写真の修正はまず不可能です。 暗部加算か乗算ならできるかな~? やったことないけど。
難しい修正でも数枚なら挑戦しますが、15fpsで30秒録画では、450フレームの画像を手作業で修正するのは、気が重いです。
白黒反転したネガにすれば、若干見易くはなります。
そこで手作業ではなくセミオートで修正する方法を考えました。
オリジナルの動画を4倍に伸長(スロー再生)します。それをモニタで再生して必要なエリアを定秒間隔でキャプチャします。
キャプチャする際に自動的にネガ反転した静止画を作ります。名前も自動ナンバリングします。
出来た静止画群を動画編集ソフトで取り込み、パラパラ漫画風にフォトムービーを生成します。
長さを調整して、音声データをリンクさせれば、出来上がりです。
それが、次の動画です。元が短クリップですので、比較の為にオリジナルとネガ動画を繋げています。
もし同様の失敗救済の参考になれば幸いです。
動画の冒頭に赤外撮影に切り替え不完全なフレームがありました。
僅か2,3フレームでしたが、オオコノハズクのヒナが巣箱の前に止まっている姿が映っています。
中子も末っ子も19時に巣立っています。(長子は真夜中~朝の巣立ちかな)
これでは翌朝8~9時に見に行っても、見付ける事はまず無理でしょう。
12~13時間もあれば、ヨチヨチ歩きのヒナの足でも、それなりに遠くまで移動してるでしょうから。
今回のオオコノハズクの観察を振り返ると、5月~6月中旬までの50日間は極端な少雨続きで、
ほぼ毎日山に行けたのはラッキーでした。平年なら梅雨時に掛かるので、詳細な観察は望めませんね。
50日間楽しめました。
そうそう、皆さん見てはいけない物を見たでしょう?
嬉しくて 困った・・・・・ムササビもアップしなくては・・・・・
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《 季節の覚え書き 》
7月17日 10時ごろ クマゼミが短時間ではあるが鳴いていた。
今年初聞きです。
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