この時期恒例のユクノキの花を見に檮原に行って来ましたユクノキはマメ科フジキ属の高木です。
2014年6月下旬にたまたま通り掛かったら、川の対岸に白い花が満開でした。
最初はシロバナセンダンが遅れて咲いているかと思ったのですが、家内がマメ科だと特徴を記憶して帰り、図鑑を1頁ずつ捲り「ユクノキ」に行き当たりました。
檮原の植物博士(百一草園の管理者さん:ブログ「四国カルストで花道楽」)に問い合わせたら、3~4年に一度開花するとの事で、珍しい花に偶然行き会えさと、それから似た木をユクノキではないかと妄想していました。
以来、一昨年・昨年と訪れたのですが、やはり開花は疎らでした。
27日に晴れ間が見えそうで出掛けました。
檮原から県道2号線を城川町の方に向かいます。六丁を過ぎで暫く走り、県道379号線を韮が峠*(にらがとうげ)方面に向かいます。
井桑渓谷の案内板があるので、広場に駐車して徒歩で下井桑の方に少し進めば対岸にあります。丁度満開でした。3年周期で開花でしょうか。
対岸のユクノキ。樹高は20m近くあります。
マメ科特有の花の形です。何分にも遠い!
振り返ると東側の急峻な山肌にも数ヶ所花が見えます。
'14年はこの山肌には数十本咲いていました。
県道を井桑方面に進むと道路の上にあるであろうユクノキから落花していました。
曇り空を背景では見上げても白い花は分かりません。
この周辺ではマメ科の花の甘い香りが漂っていました。
たぶんユクノキの香りでしょう。
この木はもっと盛大に咲いています。
いかんせん、場所が悪く手前には電線・見上げるアングルです。
林道を歩きます。
谷がだんだん狹くなり、対岸に生えているユクノキが枝を伸ばし林道に届いています。
葉を採りました。
小葉は互生で付いていますマメ科にしては珍しい出方かな?
葉裏表は光沢はてし、側脈が10数本 葉縁近くまで達している。
この辺りの自然林にはユクノキが集中して点在しています。他の場所では見ません。
この4年間では、どの木も同じ年にタイミングを合わせて一斉に開花する様です。
どの木も元は同じ1本の先祖から、少しずつ個体数を増やしたのでしょうか?。
ユクノキの近縁種のフジキも今年は大豊作だったと百一草園のブログにも載っていました。こちらもリンクして開花するのでしょうか?
ユクノキは牧野植物園にもありすが、まだ木が若い様で開花はまだ先になりそうです。
おまけ
この周辺にはマタタビが沢山自生しており白い花を咲かせていました。
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韮ヶ峠龍馬が文久2(1862)年3月26日に脱藩した時に、伊予に越えたと言われている場所の一つ。
ここには碑が立てられていて、案内板や茶堂もあった。
龍馬脱藩の道ウオークのポイントのもなっている。らしい。
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