春には開花時期が揃い 百花繚乱ですまずは
キンラン です
久し振りに見ます。約十年くらいでしょうか。家内が犬の散歩に行って見付けました。
咲いていた環境は、なんとこんな場所です。
市道のすぐ上は用水路です。用水路までの高さは1.5~2mあります。
用水路の直下と、用水路脇にあるので少し近付きます。雑草が伸びて良く判りません。
中央で咲いている株です。花色は黄色の可憐な蘭です。
金色に見立てて金色の蘭(金蘭)です。
よく似た花で白い花の「ギンラン」もありますが、ここ十数年はお目にかかっていません。
やや上の用水路の脇で咲いている株です。
上の写真は午前中です。この崖は西に面しています。おまけに上には竹藪と樫の木等が覆い被さっていて、夕日しか当たりません。
夕方日が当たる6時前に、下側の株を再度撮り直しました。
とても元気よく開花しています。
しかし、この場所は2週間もすると用水路周辺の草刈りで一掃されます。
何とか今のうちに救出しようと、根こそぎ採って来ました。
根は思った以上に深く20㎝掘り進みました。しかも用水路のコンクリートに沿って伸びている為に、難儀しました。でも採れました。
夜 室内で撮影しました。花は半分ほど閉じています。
その後、移植するのに適した場所をググリました。
調べてみて『愕然』としました。
なんでも、キンランやドンラン等はナラとか樫や椎の木等のブナ科の樹木の根に寄生する菌(ベニタケ菌など)から養分を取ってorもらって生えているそうです。
それらの樹木があるかどうかは一目で分かりますが、土中に菌類が存在するかどうかすら判別できません。
幸い筍を堀りに行く道中にギンリョウソウが咲いています。
調べると、これもベニタケ菌類がある場所で発生するそうです。良かった。
いい按配に数日前に比べると、群生が広がっていました。
背景が若干騒々しいですが・・・
このギンリョウソウは綺麗な純白でした。
茎や花に褐色の斑点があったり土が付いていたり、見付けたときは花期が過ぎていたりが結構多いですが。
花は俯き加減に開きます。背丈が低いので、花の中を撮るのはなかなか困難です。
まずまずのアングルで撮れました。
雌蕊の柱頭は青紫色。雄蘂は黄色です。
それで、件のキンランはその近くに植えてきました。
活着すれば良いのですがね。
ここまで書いて、さて次をどうしようかと・・・・心を静めて2時間あまり
「落ち着け。落ち着け」
ではドウダンツツジです。約1カ月前の写真です。
この花でルリタテハが吸蜜していました。写真には撮れなかったですが。
一株だけですが樹高は身長程にもなり、年毎に花数を増やし今年も綺麗に咲きました。
ハイッ! これでオチ付けました。
キンラン
ギンリョウソウ
ドウダンツツジ
如何でしたか ? メダルは戴けますでしょうか?
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