怪我したオオコノハズク〝わんぱーくこうち〟に持ち込む積もりで、段ボール箱に古いタオルや衣類で巣状に凹みを作りその中に入れて、一夜を過ごしました。
段ボール箱の蓋を除けた所です。
どう見ても樹皮にそっくりです。
コノハズク より コノカワズク(木の皮木菟)の名前が相応しい (^o^) かと思います。
中には糞をしています。朝一にもスポイトで水をいくらか与えました。
喉を小刻みに震わせて飲んでくれました。まずは大丈夫です。
床に出してみました。
正面からだとネコの顔にも似ていますね。
左の翼が床に垂れて、それを足で踏んでいます。
歩こうとすると、当然転びます。
以前 国会議員が「前に進めと言うが、後ろでスカートを踏んでいる」と、言った言葉が浮かびます。
ときたま眼を大きく開きます。
が、直ぐに目を閉じます。
耳の様なものに目が行きますが、これは〝羽角〟と呼ぶそうです。
背面から写すとこんな風になっています。
骨ではなくて、羽が立っています。スプーンの底部が前に向いた格好です。
この様を映そうとしたら、面白い行動を見せてくれました。
それは、最後の動画をご覧ください。
足は鋭い爪があります。一度私の指を掴んで、薬指に刺さり出血しました。
また爪に覆い被さる様に羽毛が足を包んでいます。
これも得物を獲る時に、風切り音を消す役割でしょうか?
結局、月曜日の朝『四国自然史科学センター』に連絡がつき、獣医さんが昼過ぎに引き取りに来てくれました。
これで、しかるべき場所・人にバトンタッチができ、肩の荷が下りました。
暫くして、「左翼の骨折。出血もなく、なんとかなりそう。しばらく様子を見ます」と、メールが来ました。
続報が来ましたら、お伝えします。
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来てくださった獣医さんに巣箱の話をしたら、早速見に行きたいと言われ、再びPCを背負って巣箱まで案内しました。
何処か近くでパートナーが我々を見張っているハズで、巣箱の中では抱卵中の様にみえる。傷ついた個体がパートナーでなければ良いがな~と、言われていました。
一方、四万十ヤイロチョウセンターの会長さんは、
「巣箱のパートナーと争っているうちに、怪我をしたのでは無いだろうか」、との見解でした。
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