越冬中のウラギンシジミです 毎夜の「チロル」を連れて散歩に出て、道中寝ている蝶を見て歩きます。
キチョウも寝ていますが、11月は暖かかったせいか、数日で場所を変えています。
もう1ヶ月も前になりますが、ツワブキの葉の上で一際輝いている蝶がました。
そう、ウラギンシジミです。道路面から1.5mほど上の斜面です。
3日ほど同じ場所に居たので、カメラを持って行きました。
越冬時は葉裏で静止する姿が普通の様ですが、これはちょっと様子が違います。
これでは目に付き易いし、イージーですね。天敵にすぐに見つかりそうです。
活動期の日中、驚かすと一目散に木の下側や葉裏に逃げる習性がある蝶にしては、不用心です。
そのまま、朝夕に観察していると、ツワブキの葉は次第に枯れ始めました。
7日目の夕方には居なくなりました。
同時に別の場所で、もう1頭カシの葉裏に居るのを見つけました。
”
越冬するチョウ” と同じ場所で ”
夜のチョウ”の地図でB地点左端です。
朝日が出始めた時に、僅かに日が射しますが、跡は日陰です。
前回のヒサカキは刈り取られ、路上2m前後の位置です。
キチョウと同じく夜間LEDライトで照らすととても良く反射します。
引いて写してもはっきり見えています。
所が日中だと
これでは見つけるのは容易ではありませんね。
ズームアップしても、目立つことはありません。
ウラギンシジミやキタテハ・コノマチョウなど越冬する秋型は、前翅頂が尖って来ます。
なぜそうなったのか不思議に思っていました。
動植物全ての色・模様・形・行動には其々理由があって、その形態になったと思っています。
この写真を見ていて、前翅頂が尖ってくるとカシなどの葉の形に似ているな。とかんじました。葉の形に擬態しているのでしょう・・・・か?
また裏翅の銀色も陰にいると、周囲の色を反射するので、より目立たなくなるようです。
1ヶ月間 朝に夕に通る度に、眺めていましたが、事件です。
12月15日の朝までは微動だにせずに止まっていましたが、夕方は居なくなりました。
その周辺をLEDライトで探しましたが、見つかりません。
15日の夜は寒波が到来し、16日朝 天狗高原では25㎝の積雪が観測されたとか・・・・
安眠を妨げられ逃げたか、はたまた何かに襲われたか
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今年はキタキチョウやツマグロキチョウの越冬(1週間以上)は確認できていません。
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