ヤマガラが卵を温め始めて日数も経ちました。
次の最大の関心事は、なんと言っても孵化でしょう。
巣箱内をWEBカメラで記録したので、産卵や孵化がいつ何時にどんな状況であったのかはっきりとわかります。
産卵はヤマガラもシジュウカラも、毎日早朝に行われる様です。
ヤマガラは最初の誕生から末っ子まで、24時間以内に孵化しています。
一方シジュウカラは3~5日間に分散して孵化しました。
ヤマガラの2013年 1例・15年 2例の産卵(丸囲み数字)および夜間抱卵日(★)を、テーブルに起こし予測してみました。
孵化日を起点に日数もカウントダウンすると、下表の様になります。
従来通りだと、孵化予測日はは20日となります。
簡単に言えば「最終産卵日から2週間後の同じ曜日」と・・・
ただ、外気温や諸々の条件によって1両日の誤差はあるでしょうが。
実際は次の表の様になりました。
予測した日にちよりは1日早かったのですが、まあ上出来でしょう。
自分で言うのもなんですが
その孵化の様子を動画で記録しました。25分ほどと長いですがご覧下さい。
ヤマガラやシジュウカラのヒナが孵化するシーンを見ていつも思う事があります。
それは、母鳥が卵殻を食べることです。
一番最初に見た時は、正直「ウゲッ!殻を喰ってる」と思いました。
何回か見ているうちに、
「産卵から孵化するまで凡そ20日間、しっかり子の命を包み守って来た卵殻。もとは母鳥の身体から作ったもの。無事役目を果たした分身を回収している」と、解釈するようになりました。
それは、少ない資源を実に無駄なくリサイクルする、理に適った方法だと思います。
我々人間も大いに見習うべきことではないでしょうか?
加筆しました。
巣立ち予想日も同様に、孵化日からの日数を出してみましょう。
産卵開始日も孵化日も、予想より早かったので、
巣立ち予想日は6月2日と3日にしました。
繁殖時期が遅れたので、先例より気温も高目で、早くなる確率も高いでしょうし、
3例目は前日(26日)の午後には、2羽が巣立とうとしていた事も考慮しています。