セセリチョウの幼虫です
10月5日 また仲間が増えました。
「遊びに来ないか?」と誘うと、二つ返事だったので(そう聞こえた)連れて帰りました。
巣を開くと小さな幼虫でした。
体長10mm程です。
PCで見て気付きましたが、画面左下に前齢の頭と脱皮殻らしきものが見えます。
3齢か4齢になったばかりでしょう。胴体の幅に対して頭部が大きいです。
また巣と食卓の葉に居ますし・・・・・
やがて巣を綴り始めました。
葉の縁から頭を出して、両側を糸で綴じています。
この子は15SS-3とします。
翌6日も巣を見つけました。
この子は15SS-4とします。
これまでタッパーに入れ個室対応にしましたが、増えたので大きな容器に仕切り版をつけてシェアハウスで飼いました。
そうこうしているうちに15SS-1は茎に付いていた主脈を噛み切り封筒の様な巣に籠っています。無理に開いた巣は出入り口を確保して他は閉じています。
今までは毎日沢山の糞を撒き散らしていたのですが、籠ってからは急に減って1日に1,2個しか糞をしていません。
体色も緑色から黄色くなっています。
アップで見ると老人斑かシミの様なものも見えます。
巣を開き、取り出して体長を計ると23mmくらいに縮んでいます。
蛹化の準備でしょうか。
巣の中は全面に糸を張り巡らしています。
9日の朝 タッパーを開けて驚きました。
黒い頭の左側がムニョムニョと動いています。
「しまった、寄生虫にやられたか!」と、思いました。
カメラを覗いてホッと安心しました。
蛹になって、終齢幼虫の殻を脱いでいた最中でした。
この場合は胴と頭は分離していません。一緒に脱いでいます。
蛹を取り出し体調測定です。
全長20mmほど。幅5mmほどでかわいい蛹です。
おそらく国内産の蝶の蛹では最小クラスでしょう。
最大級のナガサキアゲハの蛹と比べてみました。
土俵は違いますが、方眼紙上での比較です、対照的ですね。大小的です。
シェハウスに移した子たちは、隙間を通って15SS-3の所に集合していました。
№3は小さいので一目で分かりますが、№2と№4は区別が付きません。
友達と記念写真です。左から№3。 №1。 №2か4です。
もう1匹は巣籠り中です。
巣から出した№3はこの後 ウロウロと彷徨った挙句 巣を作らずに死にました。
新しい葉も用意していたのですが、なぜか見向きもせずに踏んで通ります。
残った2匹のうち1匹も、脱皮の際に巣を開けていたら、脱皮した後巣作りせずに同様に死んでいました。
どうやら、脱皮後は元の葉(巣)が必要かと思います。
摂食するより何より 身体の安全確保が最優先のようです。
巣を開けて曝け出した状態では、ストレスが溜まり死ぬ確率が高いそうです。
今後の教訓です。
この№1の続きは <
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《 季節の覚書 》
22日朝 ジョウビタキが今秋初めて渡って来て鳴いていた。
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