5月13日に最初のヤマガラが巣立った後、
15日からシジュウカラが出入りを始めました。
最初はこわごわ覗き込みます。先住民がいないか?怖長い奴は居ないか?と調べている様です。
大体先にオスが入り、大丈夫ならメスを誘います。「どうだい!良い物件だろう?」と、巣作りの動作をします。
この動作は、ボソ(砂浴)と同じ行動です。床に胸を押し付けて前進するアレですね。
続いてメスが入室すると、OKのサインのようで大概巣作りが始まります。
この巣は既にヤマガラが巣立った後で、巣材の苔は必要にして十分あります。
シジュウカラはあまり労する事なく、申し訳程度の苔を運びます。
それでも1㎝程嵩上げをしました。
産卵日が近づくと、巣材は樹皮・獣毛や人間が捨てた綿・衣類に変わります。
それで巣の内装を作ります。抱卵中も十日間ほど続きます。
順調に巣作りが進んでいると思っていたら、18日に事件が起きました。
2組のシジュウカラが出入りしていたのですね。
早くから巣に来ていたのは獣毛。遅れて出入りを始めたメスは苔を持ち込んでいます。
途中でオスがちらっと覗きましたが、君子危うきに・・で、すぐ離れました。
コラー!! そこのオス! 仲裁せんかいや(・へ・)
結果は先住シジュウカラの勝の様です。
と言うのは、19日5時頃に1個産卵したからです。
ところが、19日の昼前にも再び同じ様なバトルが繰り広げられました。
負けた夫婦は20日も何度か恐る恐る覗いていました。
シジュウカラ ヤマガラの世界も住宅難の様ですね。
バトルの影響か、20日の産卵はしませんでした。
3度目のハプニングがあったのか、夕方に卵は見えなくなってしまったのです。
21日まだ暗いうちから、「チュッピ チュッピ チュッピ」家の近くでシジュウカラのオスが囀り始めました。
「来た!」シジュウカラの夫婦が来たのです。
PCを立ち上げ、インターネットに接続し、巣箱の最も弱いライトを点けます。
産座でシジュウカラが尾羽をピンコピンコ上下に振っています。
USTREAMの配信開始ボタンと録画ボタンを押します。
確かに産卵の瞬間に立ち会えました。感激ウルウル
しばらく息んだ後で産卵となります。
産卵の瞬間 反動で前にのめってしまいましたね。
産卵は出産と同様に一大事業ですね。つくづく
22日は画にならなかったので、お蔵入りです。ーオクラ亭では有りませんー
23日 もっと早く目覚めてスタンバイしました。今度も見事キャッチです。
経緯は、シジュウカラは夫婦でやって来て、オスは巣箱を見下ろせる場所でテリ張りします。
周囲のシジュウカラや他の小鳥に「近寄るな」と警告をし、同時にメスにエールを送ります。
そして、私に「今から産卵だよ~」と、教えてくれます。←ホントか?おい!
メスは巣箱に入り、オスのテリ張りに「チチッ!」と応えます。
やがてメスは黙り産卵に専念します。
身体で大きく呼吸しながら一生懸命息み産卵します。
23日の夜からメスが巣箱で泊まり始めました。
それでも24日の早朝もオスがテリ張りに来ました。
25日 羅列ですみません。m(__)m
26日はオスは遅れて来ました。27日には来ませんでした。
27日まで、計7個の産卵しました。
産卵の時刻は 21日 5時17分
22日 5時8分
23日 5時12分
25日 5時1分
27日 5時17分
この時期日の出は5時前後ですので、日に出からその直後ですね。
産まれてくるヒナのために、産卵直前から抱卵中期まで産座の仕上げに掛かります。
インテリアですので、柔らかい素材になります。
ちょうど我が家のコーギーの冬毛が抜ける時でもあります・
ブラッシングしてできた毛を庭の花木に、さりげなく置いときます。
その結果 5月25日の巣です。
雲の絨毯ですね。
行方不明になっていた卵は6月になって出てきました(計8個)が、無事孵るのかどうか分かりません。
お知らせ
6月7日この卵が孵化する予定です。
良かったらライブ中継で孵化の瞬間をご覧下さい
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USTREAMはYouTubeと連携が良いと聞いていました。
しかし一筋縄では、思うように扱えずずいぶん苦労しました。
別の記事で揚げたいと思います。
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