山菜の女王と春の妖精
スプリングエフェメラル文末で触れた、カタクリの花を再び見に行きました。
同級生のM女史が一昨年登って見つけた、とっておきの山です。
彼女は毎年100日以上も山に浸っていて、とてもアクティブに活動しています。
我々仲間内からは尊敬の念を込めて、○○と呼ばれています。(ヤマメとは言わない)
4月22日それまで降り続いた雨がやっと上がり、春風が心地よい日でした。
家内も連れて、3人で高速に乗り愛媛県に向かいました。
そして山道をくねくねと登ること40分。目的の山の登山口に駐車しました。
歩き始めて間もなく、M女子が「あった」と、指さします。
素早く芽吹いたばかりの筆先ような芽を手折りました。
周囲を見れば、植林の林床にニョキニョキと小さな木が伸びています。
そう、これが幻の山菜の女王と呼ばれる“コシアブラ”です。
タラの新芽を山菜の王と言うのに対しての呼び名だそうです。
採りながら少し登ると、植林を伐採して数年経った開けた自然林がありました。
ここでは雑木に混じって、至る所に若いコシアブラの木が生えています。
▲ 上のように芽立ち直後が理想形です。長さは5㎝前後です。
冬芽の鱗片数枚を残したあたりで、ポキッと折ることができます。
▲ 少し開いてきた所。小さいですが、若い幹の様子です。
▲ ここまで開いたら、すこし灰汁があります。でもぎりぎりセーフ!
女性陣はおかずの調達に夢中です。
私は少し採っただけで、カタクリの花を目指して、一足先に登ります。
1000mを超えたあたりで、山頂です。
眼下には瀬戸内海が霞んで見えます。抜けの良かった前日ならもっと良く見えたことでしょう。
山頂では香川から来たパーティと暫し談笑、そして乞われるままにデジカメやケータイのシャッターを押す役目に・・・・・・・
登山目的ではないので先を急ぎます。
やがて登山道脇にカタクリが群生している場所に着きました。
落葉樹の樹床に咲いています。みごとの一言です。
▲ 魚眼コンバーター使用
▲ 深度合成モードで (風で雄蘂がすこし揺れています)
▲ 顕微鏡(マクロ)モードで
GW前半は田の代掻き、GW中は次女と母をあちこちに連れて回り、6日と9日は田植え。
引き続き育苗の片づけ。そして昨年ミステリーサークル並みにやられた猪対策のワイヤーメッシュの取付作業など忙殺されました。
またヤマガラのライブ中継に頭を捻り。いくら捻っても良い知恵は出てこないし~
花にはアゲハチョウがいっぱい来てるわ。でもそんな暇はないし~
身体がもっとあったら良いのになぁ。分身の術でも会得しておれば・・・・・・
夕方はくたびれて、バタンキュー
セカンドハウスのヤマガラが本日無事に孵化して、やっと一段落ついた所です。
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《季節の覚え書き》
5月8日夜 ゲンジボタル 初見 。例年より一週間ほど早い出現です。
10日は数匹飛んでいました。
5月11日 ホトトギスの鳴き声を今年初めて聞く。
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